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tatsuno
辰野登恵子 「March-3-96」 1996 紙、パステル 90×66cm ©2015 HIRAIDE Rieko



デッサン展 / Dessins

出品作家:青木野枝、いとうまり、宇佐美圭司、オクヤナオミ、小野耕石、
     オノデラユキ、金智暎、菅木志雄、須田国太郎、鷲見和紀郎、
辰野登恵子、長沢郁美、樋口佳絵、日野之彦、他



2015年6月12日 (金) - 8月1日(土)
開廊時間:10:30 - 18:30(土 - 17:30) 日・月・祝日休廊


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去年の夏頃から、デッサン展をやってみたいという思いが湧いてきた。画廊に遊びにくる絵描きや、たまたま電話をかけてきた作家たちにこのことを伝えると、「それなら」と色々と作品が集まってきた。
そもそもなぜデッサン展か。
それは、デッサンというものが全ての粉飾をはぎ取ったものだからだ。シンプルなだけにデッサンは難しい。しかしそこには前兆が輝いている。一人の芸術家が新しい創作に目覚めた瞬間の生々しいエネルギーが宿っているのである。
デッサンに興味を持ったのは、パリだった。とある画廊の前でデッサンを見た時に、その場から動けなくなったことがある。デッサンというのはフランス語のdessinのことで、英語でいえばdrawingだ。ただ、僕にはフランス語のdessinがもつ「頭の中の閃きを形に興す」という衝動に近い感覚の方がしっくりくる。そして、僕はそういう瞬発力がある芸術家が好きなのだ。
本展では、若手から没故した作家まで、その活動時期、場所、表現方法の異なるデッサンを一堂に会する。それぞれの作家の過去や未来といった時間軸を想像しながら、デッサンを愉しんでもらいたい。

                                             石原悦郎



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トークイベント開催のご案内

『 対談  +  』
連続トークイベント『 対談  X  』番外編
6人の作家たち(予定): 青木野枝、オクヤナオミ、小野耕石、鷲見和紀郎、長沢郁美、日野之彦 + 石原悦郎

日時:2015年6月27日(土) 14:30 〜 15:30 (先着20名、予約不要、立ち見席有)
場所:ZEIT-FOTO SALON 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F

 

 ツァイト・フォトでは『対談 ×(かける)』と題したトークイベントを開催しております。これは、弊廊にて展覧会を開催中のアーティストとオーナー石原悦郎による対談です。今回の「デッサン展」には世代も表現方法も異なる作家たちが集いました。そこで、出品作家たちの語り合いに石原が加わるという座談会を開催することにいたしました。題して『対談 +(ぷらす)』です。

 ところで、デッサンと聞いたとき人は何を思い浮かべるでしょうか。それは本物に対する模写、あるいは美術の授業や美大入試の必須科目といった手習いに近い印象を持つ人も多いと思います。しかし、本当にそれだけなのでしょうか。

 画家のドガはフランスの詩人ポール・ヴァレリーをして「まさしくデッサン狂」と言わしめるほど、デッサンにこだわりました。ドガにとってのデッサンは「真実への激しい配慮」そして「ものの見方や絵画の技法に導入された多少とも見込みのある新しさ」を追究する行為であったのでしょう。

 今回の展示に至る背景について、石原は「(パリの)とある画廊の前でデッサンを見た時に、その場から動けなくなったことがある。デッサンというのはフランス語のdessinのことで、英語でいえばdrawingだ。ただ、僕にはフランス語のdessinがもつ ”頭の中の閃きを形に興す” という衝動に近い感覚の方がしっくりくる。そして、僕はそういう瞬発力がある芸術家が好きなのだ」と語りました。どうやら、デッサンとはただの手習いや模写などではなく、もっと個別に意味のある「行為」であり「存在」であり「表現」だといえそうです。

 今回『対談 +』では、アーティストたちにとって「デッサンとは何か?」を語ってもらいます。それはいつ、どんなときに描かれるのでしょうか。また、デッサンを行なうことで彼らは何をなしえているのでしょうか。同時代に生きるアーティスト同士の対話に耳を傾け、それぞれの作品世界をより深く知るきっかけになればと思います。


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菅木志雄 「RYUEN」 1991 紙、ペンキ、バイアステープ、色鉛筆 60.4×39.4cm ©Kishio Suga



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日野之彦 「オレは生きている」 2015 紙、鉛筆 80.3×100cm ©Korehiko Hino




青木野枝(あおき のえ)

1958 東京都生まれ
1981 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業
1983 武蔵野美術大学大学院造形研究科(彫刻コース)修了
<受賞歴>
1997 第9回倫雅美術奨励賞(創作部門)受賞
2000 平成11年度(第50回)芸術選奨文部大臣新人賞受賞
第20回記念 現代日本彫刻展下関市立美術館(植木茂記念)賞受賞
2009 第19回 公益信託タカシマヤ文化基金タカシマヤ美術賞
2014 第55回毎日芸術賞受賞
<主な個展>
1994 資生堂ギャラリー(東京)
1995 国立国際美術館(大阪)
2000 目黒区美術館(東京)
2003 国際芸術センター青森(青森)
2004 入善町下山芸術の森 発電所美術館(富山)
2007 Keumsan Gallery, HAS II, Lee Yoon Jin Gallery(韓国)
2008 上海美術館(中国)、金津創作の森(福井)
2012 豊田市美術館、名古屋市美術館(愛知)
2013 大原美術館(岡山)



いとうまり

1980 東京都生まれ
   女子美術大学美術学科日本画科で学んだのち、2006年よりスペイン・バルセロナで活動。
<主な個展>
2008 ZENBU Gallery (バルセロナ)
2009 Kannon Gyo & Wa Gallery (バルセロナ)
   Sala d’Art Hostalet 1701 Hotel (ジローナ)
2011 VINART (イグアラダ)
2012 ツァイト・フォト・サロン (東京)
   nap gallery (東京)
   Galeria Esther Montoriol (バルセロナ)
   La Cerverinad Art (セルベラ)
2013 TK Galeria d’Art (バルセロナ)
2014 ツァイト・フォト・サロン (東京)
   nap gallery (東京)


宇佐美圭司(うさみ けいじ)

1940 大阪府生まれ
1958 上京し、独学で創作を開始
1963 南画廊にて初個展
1965 ニューヨーク近代美術館「新しい日本の絵画と彫刻」展参加
1967 パリ市近代美術館「第5回パリ青年ビエンナーレ」参加
1970 大阪万博鉄鋼館で美術監督を務める
1972 第36回ヴェネツィア・ビエンナーレ参加
2012 没
2013セゾン現代美術館にて没後1年展



オクヤナオミ

1930 石川県生まれ
金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)卒業
1965-82 パリに渡り、制作活動に入る
以降、パリ青年ビエンナーレを始め、ヨーロッパ各国の国際美術展、版画展に参加。



小野耕石(おの こうせき)

1979 岡山県生まれ
2004 東京造形大学絵画専攻版表現コース 卒業
2006 東京藝術大学修士課程絵画専攻版画科修了
<受賞歴>
2007 Prints Tokyo 2007大賞
    第1回NBCシルクスクリーン版画ビエンナーレ優秀賞
2009 第2回NBCシルクスクリーン版画ビエンナーレ大賞
2015 VOCA賞
<主な個展>
2009 養清堂画廊(東京)
   資生堂ギャラリー(東京)
   アートフロントグラフィックス(東京)
2010 Art Edition釜山、奈義町現代美術館ギャラリー(岡山)
2011 アートフロントギャラリー(東京)
2012 Satellite(岡山)
2014 ALC Gallery(神奈川)



オノデラユキ

1962 東京都生まれ
1993 パリへ移住し、世界各地で活動
<受賞歴>
1991 第1回写真新世紀受賞
1996 第21回写真批評家賞KODAK審査員特別賞
2001 第17回東川新人作家賞
2002 日本写真協会新人賞
2003 木村伊兵衛賞
2006 ニエプス賞
2011 芸術選奨文部科学大臣賞
   第27回東川賞受賞
<2010年以降の主な個展>
2010 東京都写真美術館 (東京)
   The Museum of Photography (ソウル)
   ツァイト・フォト・サロン (東京)
2011 Museé Nicéphore Niépce (シャロン・シュール・ソーヌ)
   Yossi Milo Gallery (ニューヨーク)
2012 Vanguard Gallery (上海)
2013 Galerie Louis Gendre (パリ)
2014 国立アートセンター Masion d'Art Bernard Anthonioz (ノジョン・シュル・ マルヌ)
   2902 Gallery (シンガポール)
   Beaugeste Gallery (上海)
2015 Maison Européenne de la Photographie (パリ)


金智暎(きむ ちよん)

1986 韓国ソウル生まれ
2008 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻で7か月学ぶ
2010 弘益大学美術学部絵画学科卒業
2013 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域修了
<受賞歴>
2013 韓国銀行新進作家
2013 トーキョーワンダーウォール入選
<主な個展>
2010 ハレルヤ教会 (韓国)


菅木志雄(すが きしお)

1944 岩手県生まれ
1964-68 多摩美術大学油画科にて学ぶ
1968 椿近代画廊にて初個展
   以降、国内で多数の個展を開催し、「もの派」の一人として知られるようになる。
1973 第8回パリ・ビエンナーレ参加
1986 ポンピドゥー・センター「ジャポン・デ・アヴァンギャルド1910-1970」展参加
1994 サンフランシスコ近代美術館他「戦後日本の前衛美術」展参加
2005 国立国際美術館「もの派―再考」展参加
2012 Blum & Poe, Los Angelsにて個展
2014 ヴァンジ彫刻庭園美術館にて個展
2015 東京都現代美術館にて個展


須田国太郎(すだ くにたろう)

1891 京都市生まれ
1916 京都帝国大学哲学科卒業
1917 関西美術院にてデッサンを学ぶ
1919 渡欧し、マドリッドを中心に各地を回り、スペイン美術及びヴェネツィア派を学ぶ
1932 資生堂画廊にて初個展
1956 第28回ヴェネツィア・ビエンナーレ参加
1961 没
1963 国立近代美術館にて回顧展
2006 東京国立近代美術館にて回顧展
2012 神奈川県立近代美術館にて没後50年展


鷲見和紀郎(すみ わきろう)

1950 岐阜県生まれ
1971 名古屋芸術大学彫刻科中途退学
1972 横浜富士見町アトリエBゼミ修了
1986-87 フランス文化省の招聘によりマルセイユ他で制作展示
1999-00 文化庁特別派遣芸術家在外研修員としてリヨンに滞在
<主な個展>
1972 ギン画廊にて初個展
1991 秋山画廊 (東京)、島田画廊 (東京)
1994 ギャルリーところ (東京)
1997 かわさきIBM市民文化ギャラリー (神奈川)
2002 タグチファインアート (東京)
2004 府中市美術館市民ギャラリー (東京)
2007 神奈川県立近代美術館 (神奈川)
2009 ギャラリーメスタージャ (東京)
2010 あそうばらアートハウス (千葉)
2013 ギャラリー21yo-j (東京)、ギャラリー古今 (東京)
2015 ツァイト・フォト・サロン (東京)


辰野登恵子(たつの とえこ)

1950 長野県生まれ
1970 村松画廊にて初個展
1972 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1974 東京藝術大学大学院修士課程修了
1979 東京国立近代美術館「第11回東京国際版画ビエンナーレ」展参加
1981 韓国文化芸術復興院(ソウル)「日本現代美術展<70年代美術の動向>」参加
1987 Fabian Carlsson Gallery(ロンドン)
   Art Now Gallery(ヨーテボリ)にて個展
1989 ゲント現代美術館「ユーロパリア1989ジャパン」展参加
1992 ボローニャ市立美術館「70年代日本の前衛」展参加
1995 東京国立近代美術館にて個展
2011 資生堂ギャラリーにて個展
2012 国立新美術館「与えられた形象―辰野登恵子/柴田敏雄」展参加
2014 没


長沢郁美(ながさわ いくみ)

1980 東京都生まれ
2004 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業
2006 女子美術大学大学院美術研究科修士課程洋画専攻修了
2013 上海師範大学美術学院に研究生として留学
<主な受賞歴>
2002 上野の森美術館大賞展入選
2004 神奈川県美術展入選
2005 女流画家協会展入選
2007 Visual Art Award最優秀賞受賞
2008 シェル美術賞入選
<個展>
2006 Arcuate (Levi’s concept shop)
2007 武蔵野画廊 (東京)
   西湘画廊 (東京)
   藍画廊 (東京)
2008 V-gallery (バーゼル)
   The Foundry Gallery (上海)
2009 NODA Contemporary (名古屋)
2010 The Foundry Gallery (上海)
   東急本店8階美術画廊(東京)
2013 Office339 (上海)


樋口佳絵(ひぐち かえ)

1975 宮城県生まれ
1997 東北生活文化大学生活美術学科卒業
<受賞歴>
2005 宮城県芸術選奨新人賞
2007 VOCA2007 大原美術館賞
<主な個展>
2003 ギャラリー五番街 (仙台)
2005 リアスアーク美術館 (気仙沼)
   西村画廊 (東京)
2007 西村画廊
   桜華書林 (長野)
2009 西村画廊
   桜華書林
2010 桜華書林
2011 KIDO Press Inc. (東京)
   桜華書林
2012 Roppongi Hills A/D Gallery (東京)
2013 KIDO Press Inc.
2014 桜華書林


日野之彦(ひの これひこ)

1976 石川県生まれ
1999 筑波大学芸術専門学群美術専攻洋画コース卒業
2001 筑波大学大学院芸術研究科美術専攻洋画分野修了
2006-2007 インド・シャンティニケトン滞在
<主な個展>
2001 銀座スルガ台画廊(東京)
2003 ガレリア・グラフィカbis(東京)
2004 東京都庁第一本庁舎3階 南側空中歩廊(東京)
ガレリア・グラフィカbis
2006 ガレリア・グラフィカ(東京)
2007 ガレリア・グラフィカ
2010 上海美術館(上海)
2011 第一生命南ギャラリー(東京)
   上野の森美術館ギャラリー(東京)
2013 snow contemporary(東京)
2014 snow contemporary